ソフトバンクからオンライン専用ブランドとして提供されているLINEMOは、9月1日より「SoftBank Starlink Direct」、および無制限の海外データ通信(毎月最大7日間分)が追加料金なしで利用できるようになります。
同じくオンライン専用ブランドとして提供されている、ドコモの「ahamo」やKDDIの「povo 2.0」と比べると、若干話題性に欠けることが多いLINEMOですが、海外需要をカバーするとなると、刺さるユーザーはいるはず。ここでは、プランの詳細について改めてチェックしていきます。
SoftBank Starlink Direct、無制限の海外データ通信の提供条件(毎月最大7日間分)
SoftBank Starlink Direct、無制限の海外データ通信が利用できるようになるのは、LINEMOの「LINEMOベストプラン」「LINEMOベストプランV」の2プランです。従来から提供されている料金プランであり、今回のサービス追加に伴う金額の変更はありません。つまり、今までの料金のまま、新たに2つのサービスが使えるというわけです。ありがとうソフトバンク。

LINEMOでのSoftBank Starlink Directは、2026年冬より、申し込み不要、追加料金なしで利用可能。9月1日から冬までの間は、オプションサービスに申し込むことで、月額1650円が全額割引となります。
「海外あんしん定額」の「定額国L」プラン(毎月最大7日間分)は、「定額国L」の1日間〜31日間の全プランにおいて、毎月最大7日間分(6860円)を追加料金なしで利用可能。9月1日から冬までの間は、「定額国L」のうち、1日間(980円)〜7日間(6860円)の各プランを利用した場合、利用料金から毎月最大7日間分(6860円)を割引する格好となります。
LINEMOって実はもっと注目されていい料金じゃない?
サービスが追加されたLINEMOですが、実はLINEMOは元々かなりお得な料金プランです。

LINEMOベストプランは、0〜3GBが990円/月、3GB〜10GBが2090円/月の料金プラン。LINEギガフリーもついています。
LINEMOベストプランVは、30GBまでで2970円/月となり、1回5分の国内通話が無料、LINEギガフリーとLINEスタンプ プレミアム for LINEMOが利用できます。
ここに新たに2つのサービスが追加されたことで、料金プランとしての競争力がさらに増した格好となります。ソフトバンクのメインブランドやワイモバイルのように、割引やポイント還元率アップの要素はありませんが、素の金額が安く、わかりやすいプランとして魅力は十分です。
2つのサービス追加は「ahamo」、「楽天モバイル」を意識か
LINEMOは料金だけ見ればもっと話題に上がっていい気がしますが、同期ともいえる「ahamo」は海外ローミングが強力なのに加え、JALモバイルとの協業など話題に事欠かない存在、「povo 2.0」は独自路線を極め続けるため、若干埋もれた存在になってしまっているのが惜しいところです。
今回のサービス追加は、元々追加料金なしで海外ローミングを提供する「ahamo」や「楽天モバイル」への対抗策にも見えます。SoftBank Starlink DirectはMNOの料金プランとして、提供せざるを得ない側面もあるかと思いますが、海外データ通信に関しては、色濃く他社を意識しているでしょう。
ahamoに関しては、先日プラス10GBが利用できるキャンペーンを開始しているものの、近年は通信品質の低下によって反感を買うシーンを多く見かけます。キャンペーン開始時にも、「そんなことより品質をどうにか……」という声がSNSに上がっていました。
それでもahamoを継続する人の中には、「それでも海外でそのまま使えるのが強い」という部分にメリットを感じている人もいるはず。そこでLINEMOでも海外データ通信に対応すれば、国内外で快適に使えるよ!という訴求ができるというわけです。
同様に楽天モバイルは、KDDIローミングの終了が9月末に迫っている状態。すでにローミングを終了しているエリアもあり、前より繋がらなくなっているという意見もあります。1000万回線を超え、以前よりも回線が混んでいるという側面もあるでしょう。
このまま楽天モバイルでいいのかなと感じている人に対し、LINEMOにしてみませんか、うちにも海外データ通信がつきましたよ!という売り込みも可能になります。
各社のオンライン専用ブランドは、登場からそれぞれが独自の進化を果たし、ユニークな競争をしています。今回のサービス追加は、品質関連の話題が続く今の市場にて、LINEMOがユーザー獲得のための一手を打ってきたと言えます。
是が非でもユーザーを逃したくない「ahamo」、独自路線で勢いを増す「povo 2.0」、まだまだ先が読めない「楽天モバイル」と並び、2026年後半は、2000円〜3000円程度の中容量プランにて、競争が激化していくのかもしれません。
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