高いけど可愛い「Google Fitbit Air 限定モデル Pokémon Sleep」をレビュー。iPhoneでも使えるよ

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今年5月に発売されたばかりの「Google Fitbit Air」ですが、早くも限定コラボモデルが発売されました。コラボ先は、アプリゲームの「Pokémon Sleep」です。

本体価格は1万9800円で、オリジナルモデルよりも3000円高くなります。筆者はオリジナルのFitbit Airも使っていましたが、今回レビュー用に限定モデルもお借りできたので、限定モデルのデザインや、Fitbit Air自体の使い勝手について、改めて紹介していきます。

Fitbit Airの概要

まずはオリジナル、限定モデルに関わらない、Fitbit Airができること、利便性についてです。限定モデルだろうが、基本的な機能は変わりません。購入すると、有料サービスの「Google Health Premium」が3カ月間無料になる特典も同じです。

ざっくりといえば、Fitbit Airはスマートウォッチ、スマートバンドにおける健康管理機能に特化したデバイスです。画面がなく、健康データを取るだけのバンドになっており、収集したデータは接続したスマートフォンから「Health」アプリを通して確認することになります。そのため、Pixel Watchと違い、iPhoneシリーズとも接続できるのが特徴です。

Healthアプリは、Fitbitアプリからアップデートされたばかりのグーグルが展開するヘルスケアアプリ。健康状態やワークアウトの記録が包括的に確認できるのに加え、Google Health Premiumの契約があれば、Geminiを搭載した「Google Health コーチ」に、健康管理やワークアウトのプランニングなどを相談できます。

Fitbit Airが、というわけではありませんが、ウェアラブルデバイスとAI機能の兼ね合いには未来を感じています。パーソナライズ化が進むAI機能に、個人の状態こそが主題となる健康管理を任せるのは理にかなっている印象です。

ただ、Google Health Premiumは月額1580円、または年額1万3000円の課金が必要となります(※Google AI Pro/Ultraを契約している場合は、追加料金なしで利用できます)。AIサービスにて追加料金が必要となるものは増えているものの、他社スマートウォッチ、スマートバンドでは、無料で専用アプリの機能を全て使えるものが多いので、コストは高いと言わざるを得ません。

Fitbit Airは満足できるデバイスなのか

オリジナルモデルのFitbit Airは、いわばただのバンドです。布製なので通気性はよく、スマートウォッチよりも軽量で快適なのが魅力。一方で、「ただのバンドに1万6800円も払うのか」という引っ掛かりはあります。ディスプレイもないFitbit Airに対し、近年は1万円未満のスマートバンドも選択肢が豊富なので、グーグルのサービスによほど魅力を感じていない限りは、なかなか手が出ないというのが本音です。

加えて、バンド部分は水を吸収する素材なので、お風呂はもちろん、お皿を洗う際などにも、外しておかないとびしょびしょになります。乾くのにもそれなりに時間がかかるのが難点です。

もちろん、スマートバンドよりもさらに着け心地が良く、就寝中も着けていられるといった魅力はあります。バッテリーもざっくり1週間ほどは持つため、ちょっとした出張、旅行であれば充電器を持たなくていいというメリットもあります。スマートバンドを超える快適さに、それだけのお金を払えるのかが焦点となるでしょう。

限定モデルは高いけど可愛い

さて、今回の主題である限定モデルですが、本体そのものはポケモン柄のFitbit Air以上のものではありません。コラボアイテムですから当たり前ですが、あくまでファン向けのアイテムです。本体価格の差額は3000円と考えれば、なしではないかなとも思いますが、そもそもオリジナルの販売価格が高いため、限定モデルはおよそ2万円になってしまっているのが世知辛いところです。

価格を度外視すると、ポケモンファンなら嬉しいアイテムになっていることはよくわかります。パッケージからかなり気合が入っており、至る所にポケモンが散りばめられています。本体の主張は控えめですが、常に着け続けるアイテムですから、これくらいがいいのかなとも感じます。

左手に着けるとピカチュウが逆さまになってしまうのが悲しい

今更ですが、なぜFitbit Airがポケモンとコラボしているのかという点にも触れておきましょう。厳密にいえば、今回コラボしているのは、「Pokémon Sleep」というゲームです。Pokémon Sleepは、スマートフォンで睡眠を計測することで、ポケモンと一緒に寝ることができるというコンセプトで、毎日違うポケモンが訪れ、その寝顔をリサーチしたり、写真を撮ったりできる、超ゆったりゲームです。可愛いポケモンがじわじわと集まっていくのは、なかなか嬉しいですよ。

Pokémon Sleepでの睡眠計測は、通常はアプリを起動し、就寝状態に設定する必要があるのですが、対応するスマートウォッチ、スマートバンドを着けていれば、特別な操作をせずに睡眠データを取得できます。Fitbit Airも、これに対応しているというわけです。

Androidスマートフォンの場合、対応スマートウォッチはGalaxy、Pixel、Fitbitとそれなりに種類がありましたが、iPhoneではApple Watchしか対応していませんでした。ここにiPhoneにも接続できるFitbit Airが登場すると……というわけです。特に旧世代のApple Watchは、あまり電池も持ちませんし、着けながら寝ることに抵抗がある人もいるでしょうから、Fitbit Airはいい選択肢だと思います。購入から3カ月はGoogle Health Premiumも無料で試せるので、健康管理に興味がある人、ポケモンが好きな人にはぜひ。

*記載内容は、公開日もしくは更新日時点のものです。最新情報については、必ず各公式ページをご確認ください。

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佐藤文彦

塾講師からの転職後、編集プロダクションを経てフリーライターに。ケータイ業界を中心に、ガジェット、通信技術に関する情報を幅広く取材中。三度の飯よりレビューが好き。スマートウォッチを付けていられる腕が足りないことが最近の悩み。(X:@fumihiko_sato_x

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