Nothingは、2026年4月15日に新型スマートフォン「Nothing Phone (4a) / (4a) Pro」を国内発表しました。それぞれ直販サイトでの販売価格、発売日は以下の通りです。
Nothing Phone (4a)
・8GB+128GBモデル:5万8800円
・8GB+256GBモデル:6万4800円
Nothing Phone (4a) Pro
・12GB+256GBモデル:7万9800円
詳細なスペックについては後述しますが、相変わらずのコスパを見せる端末となります。個人的にはiPhone 17eやPixel 10aと比べても、見劣りしない仕上がりになっていると感じるほど優秀なレベルです。
本記事では、Nothing Phone (4a)とNothing Phone (4a) Proの違い、共通する部分に着目して比較しながら紹介していくので、どっちを買うか決めかねている人の参考になれば幸いです。
Nothing Phone (4a)とPhone (4a) Proを実機でチェック
まずは、デザイン。Nothing Phone (4a)はシリーズのDNAを踏襲したスケルトンボディになっており、ファンからすると「これこれ!」と思える仕上がりでしょう。
前モデルのNothing Phone (3a)から大きくは変わっていませんが、アウトカメラ横に「Glyphバー」を導入しました。6段階に分割されたLEDにて、ボリューム設定やタイマーの進捗などを視認できます。


一方、Nothing Phone (4a) Proはスケルトンデザインをカメラ周辺に集約し、ボディにはアルミニウムユニボディを採用しました。Nothingとしては初の金属ユニボディデザインとなっており、7.95mmの薄さや、スケルトン部分と金属部分の不思議なバランスが魅力。若干、Nothing Headphone (1)っぽい雰囲気も感じますね。
金属ボディに加え、大型のベイパーチャンバーも備えることで、放熱性能も向上しました。カメラ横には、Nothing Phone (3)にも採用された「Glyphマトリックス」が採用されています。


Nothing Phone (4a)とNothing Phone (4a) Proではっきりとデザインが分かれているので、ここは好みの違いが出る部分になるでしょう。機能面では「Glyphバー」か、「Glyphマトリックス」かという違いはありますが、実用性という意味ではそこまで意識しなくてもいいはずです。
個人的には、アルミユニボディになったNothing Phone (4a) Proの、すっきりした筐体にワンポイントのスケルトンというデザインが気に入っています。
ディスプレイはサイズ、リフレッシュレート、輝度に違い
ディスプレイはNothing Phone (4a)が約6.78インチ、Nothing Phone (4a) Proが約6.83インチで、わずかにProが大きくなります。
いずれも1.5K解像度ですが、Nothing Phone (4a)は画面輝度最大4500ニト、リフレッシュレート最大120Hzなのに対し、Nothing Phone (4a) Proは画面輝度最大5000ニト、リフレッシュレート最大144Hzとなります。


スペック上はProモデルが一段上の仕様になっていることがわかりますが、いずれも体感できるほどの違いかと言うと、そうでもないでしょう。
ただし、Proモデルはベゼルがかなり細くなっている効果から、ディスプレイはやや大きいものの、本体サイズはNothing Phone (4a)よりもやや小さくなっているのが面白いところ。Nothing Phone (4a) Proは、薄型の大画面搭載モデルという、持ちやすさと大画面を両立できているのがポイントです。
カメラはセンサー、望遠性能に差
アウトカメラは、いずでも3眼構成。解像度だけで言えば、メイン5000万画素、超広角800万画素、望遠800万画素で共通していますが、ProモデルはメインカメラにソニーのLYT-700Cというセンサーを採用しています。また、デジタルズームは最大140倍と驚異的な倍率に対応しています。


望遠カメラはいずれもペリスコープとなっており、光学ズームは3.5倍です。撮影後の仕上がりに感してはあまり試せていないので、深く言及はしませんが、NothingらしくAIを活用した精細な仕上がりに期待ができます。
メモリの差がどれだけ実用性に反映されるかが注目ポイント
細かな仕様についても見ていきましょう。搭載SoCはNothing Phone (4a)がSnapdragon 7s Gen 4、Nothing Phone (4a) ProがSnapdragon 7 Gen 4で、メモリは前者が8GB、後者が12GBです。
こちらも長時間は試せていないので、どれだけ差が出てくるのかは不明ですが、AI機能を多く活用することが魅力となるNothing OSの場合、メモリの差が快適さに直結する可能性は否めません。昨今のトレンドを踏まえても、余裕があればより多くのメモリを搭載したモデルを選択するのが無難というのが、個人的な見解です。
そのほかのハードウェアしようとしては、Nothing Phone (4a)がIP64、Nothing Phone (4a) ProがIP65の防塵防水に準拠しており、バッテリーはいずれも5080mAh、50Wの急速充電に対応します。両モデルともにおサイフケータイ機能に対応しているのもポイントでしょう。
いたずらにグローバル仕様の端末を日本市場に投入し、ローカライズはイマイチといった端末が多く並ぶメーカーもある中で、しっかりとFeliCaを搭載し続けているのはNothingの魅力ですし、FeliCaを搭載しながらこの価格に収められているのも驚異的です。
非対応となった部分をまとめると、microSDカードといった外部ストレージ、イヤホンジャック、ワイヤレス充電あたりになります。microSDカード、イヤホンジャックはもはやないのが普通になりつつありますが、ワイヤレス充電に非対応なのが惜しいところ。ミッドレンジ端末なので仕方ない部分ではありますが、次モデル以降の対応には期待したいところです。
Nothingの魅力はソフトウェアにあり
ハードウェアの部分で2モデルの差を羅列してきましたが、Nothingの魅力はソフトウェアにあると個人的には思っています。両モデルとも共通でNothing OS 4.1を搭載しており、動作のなめらかさ、レスポンスの速さが改善されています。
前モデルから引き続き、「Essential Key」及び「Essential Space」は利用可能です。Essential Keyは、前モデルから位置を変更し、左側面に搭載されました。似たサイズ感の電源ボタンとは反対側になったことで、押し間違いが低減できるでしょう。


また、Essential Spaceは今後デバイス間連携に対応するとのこと。これまでEssential Spaceは、Nothingスマートフォンの中でしか情報を閲覧できなかったため、便利な一方で少々汎用性に欠けるものでした。
PCやタブレット、別のスマートフォンからもEssential Spaceにアクセスできるようになることで、真にパーソナライズAIとしての活躍が見込まれます。
もう1つ紹介しておきたいのが、ベータ版として利用できる「Essential アプリ」です。ユーザーが自然言語で指示をすることで、任意の動作をするミニアプリを作成できるとのこと。アプリストアから使い勝手のいいものを探し回る必要がなく、コーディングができない筆者のような人でも、簡単にアプリを作れるのがポイントです。
Nothing OSでは以前より、OSとAIを自然に融合させる取り組みがなされていますが、スマートフォン、アプリストアの使い方が大きく変わる可能性を感じる、非常にユニークな機能となっています。
10万円前後のミッドハイ端末とも戦える超コスパスマートフォン
仕様に細かな違いはあるものの、Nothing Phone (4a) / (4a) Proはいずれも非常にコスパに優れたモデルです。以前からですが、Nothingはデザインの派手さ、奇抜さについ目を奪われてしまい、コスパの高さ、挑戦的ながら使いやすいOSといったポイントをつい見落としがちなメーカーだと感じています。
今回の新端末も、Nothingらしい仕上がり、価格になっており、10万円前後で白熱する準ハイエンドモデルでの戦いにおいても、十分に競争力があります。
デザインに目が行きがちと表現しましたが、日本でも着実に知名度を伸ばし、ファンを獲得しているのも事実です。メディア向けイベントの後に開催されたファン、コミュニティメンバーや一般の人向けに開催されたイベントには、先行して端末を購入できることもあり、多くの来場者が列をなしていました。ざっと見たところではありますが、若い世代を中心に、幅広いファンをつかんでいるのも印象的です。
顧客を広げている効果は販路にも表れており、Nothing Phone (4a)はau Flex Style、Nothing Phone (4a)Proは楽天モバイルでも取り扱われるなど、着実にキャリア採用も増やしています。Nothing Phone (4a) / (4a) Proもさることながら、今後も勢いをもってスマートフォン市場を盛り上げていくことに期待しています。
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