今年あまりスマホを買っていない筆者が、自腹で購入して使っている1台

スマートフォン・携帯電話

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2026年も気が付けば6月に突入し、あっという間に半年が過ぎ去ろうとしています。価格高騰などの煽りを受け、ガジェットライターにふさわしくないくらい、今年はあまりスマートフォンを購入できていません。

情けない話ではありますが、ここでは「じゃあ何を買ったんだ」というお話をしていこうと思います。というわけで、購入後もじっくりと使っていて感じる「OPPO Find X9」の良し悪しについてご紹介していきます。発売自体は昨年末ですが、実際に購入・使用したのは今年に入ってから。そのあたりはご了承ください。

OPPO Find X9 実機レビューはコチラ

ほどよいサイズ感だけど軽くはない

本体サイズは約157×74×8.0mmで、近年のスマートフォンとしては、比較的持ちやすいサイズです。小さいとは言わないまでも、ある程度は片手で操作ができるので、メールや電話もしやすく感じています。このサイズでも「比較的持ちやすい」と表現しなければならないほど、昨今の大画面化に辟易とする部分もありますが、選択肢が用意されているのは素直にいいことでしょう。

質量は約203gで、惜しくも200gを超えています。見た目の印象通り、決して軽いとは言えない質量ですが、長時間持っていられないほどではありません。スマートフォンには大画面派、コンパクト派とそれぞれいるのは重々承知していますが、OPPO Find X9は、ちょうどその中間をいくような、絶妙なサイズ感と言えます。このバランスのよさこそ、本機を気に入っている1つの要因です。

背面デザインは、前モデルの円形カメラを中央付近に構える形から、四角形のカメラユニットを左上に配置するデザインへと変更されています。個人的には前のほうが好みというか、今回はiPhoneを意識しすぎている気もします。さらっとした光沢のあるデザインはクールですが、滑りやすくもあるので、ケースを着けない場合は注意が必要です。

ハイエンドモデルにふさわしいディスプレイスペック

ディスプレイは約6.6インチで、「大きいけど大きすぎない」程度のサイズです。画面占有率が95.4%と高い、つまりベゼルが非常に細いので、幅いっぱいにコンテンツの表示ができます。リフレッシュレートは最大120Hz、タッチサンプリングレートは最大240Hzとなっており、使用感は上々です。

解像度は2760×1256ですが、標準設定では2374×1080となっています。設定で最大解像度に合わせられますが、正直体感ではそこまで変わらないので、省電力性が上がる標準設定がおすすめです。

そのほか、画面輝度は最大1800ニト、カバーはGorilla Glass 7iとなります。普通にプライベートで使っている端末なので、写真はサードパーティ製のガラスフィルムを装着している点は留意してください。

ハッセルブラッド共同開発カメラの仕上がりがお気に入り

OPPO Find X9を購入し、使い続けている最大の特徴がカメラです。アウトカメラは広角、超広角、望遠の3眼で、いずれも約5000万画素。加えて、約200万画素のマルチスペクトルカメラも備えています。

カメラはハッセルブラッドと共同開発しており、仕上がりは素朴に振っている印象。目で見たようなナチュラルな仕上がりになるので、あらゆるシーンで使いやすいのが特徴です。最近のスマートフォンカメラは、ボケ感や色味の補正が非常に強いものが多くなっていますが、あえてシンプルながら精細な仕上がりになるのがお気に入りポイントです。

特にマスターモードでの撮影は、よりデジカメに近いコントラストに仕上がります。スマートフォンカメラらしさがなく、若干暗く感じるシーンもありますが、リアルな色味を残せるのが強みです。

マスターモードで撮影

望遠カメラは光学3倍ズーム、デジタルズームは最大120倍に対応しています。光学ズームでの撮影がきれいなのはもちろんのことながら、30倍程度までなら、それなりの画質に仕上がるので、使用感は上々です。

3倍ズームで撮影
30倍ズームで撮影

カメラスペック的な満足度は高くなっていますし、価格を考えても十分おすすめできるモデルであるだけに、国内発表が6月18日に予告されている最上モデルのOPPO Find X9 Ultraにも多大なる期待ができます。価格次第ではありますが、筆者も購入を検討しているところです。価格次第ですけどね、本当に。

MediaTek Dimensity 9500の実力はいかに

搭載チップセットはMediaTek Dimensity 9500で、メモリ16GB,ストレージは512GBとなります。メモリは16GBと文句なしのフラッグシップ仕様ですが、気になるのはDimensity 9500がどの程度快適かというところでしょう。

実際に使っている感触として、写真の処理、ゲームといったヘビーな動作もかなり快適です。一般的な使い方であれば、困るシーンは基本的にないでしょう。

ゲームタイトルで言えば、原神は最高設定でも問題なく動作しますが、アークナイツ:エンドフィールドやNTEだと、本体の発熱が見られるシーンもあり、長時間プレイしていると、時折画面がカクつくこともあります。ベイパーチャンバーを搭載してはいますが、他社ハイエンドモデルと比べても、発熱はそれなりに感じる印象です。ただ、ゲームの快適さに支障が出ないレベルで設定を下げれば問題なく動作するので、そこまで不満に感じることはありません。

フラッグシップチップセットとして名をはせるSnapdragon 8 Elite Gen 5ほどではないにしろ、十分な処理性能という印象。16GBのメモリがパワフルさを助長していることもあり、コスパという意味でも文句の出にくい仕上がりです。

注目のAI機能「AIマインドスペース」は使いどころが難しい

近年のスマートフォンにおける1つの競争軸となっているのがAI機能です。OPPO Find X9では、本体左側面に搭載されたSnap Keyを使うといった方法で、AIマインドスペースが利用できます。

使い方、機能としてはNothing PhoneシリーズのEssential Spaceと同じで、ディスプレイ上の情報を集積し、AIが簡潔にまとめてくれるというもの。アプリを問わずに利用でき、散らばりがちな情報をまとめてくれるので、Snap Keyをパシャパシャ押しておき、あとから見返すといった習慣ができると、どんどん便利になっていきます。AIマインドスペースからカレンダーに直接スケジュールを追加することもできます。

複数のチャットアプリを使い分けていると、どの日程調整をどのアプリで行ったのがわからなくなることがあり、探すのが面倒だったりするので、情報を一か所にまとめられるのは便利です。一方で、せっかくまとめた情報をPCといったほかのデバイスからチェックできないのがややもったいない印象です。

Nothingは、将来的にEssential Spaceのデバイス間連携を発表しているため、ここはOPPOも追従して欲しいところ。PCからもアクセスできるようになると、いよいよパーソナルAIとしての真価が見えてくるかもという期待感があります。

AI機能としてはほかにも、AIレコーダーやAIライターといった機能があります。仕事柄、レコーダーアプリでのリアルタイム文字起こし、話者識別機能は活用したいところですが、OPPO Find X9を含め、OPPOのスマートフォンは文字起こしが月100分までという謎の制約があります。1時間の会議で使うと考えても、月に2回使えないと考えると、さすがに厳しすぎる印象です。

他社が純正レコーダーアプリで、無制限の文字起こしができる実情を考えると、もう少し時間は欲しいところ。といった形で、AI機能に関しては、まだまだ伸びしろありだと感じています。もちろん、他社Androidスマートフォンと同様に、Geminiは快適に使用できるので、そこは安心してください。

7000mAh越えバッテリーと超音波式指紋センサーが快適

バッテリーはシリコンカーボンバッテリーとなり、7025mAhの大容量を備えます。劣化が激しいなどという噂もあるシリコンカーボンバッテリーですが、半年程度の使用ではまだまだ不具合はありません。サイズを鑑みてもかなりの大容量で、日中に電池が切れる心配をするシーンはほぼありません。移動中にサクッとゲームをするといった使い方をしていても、安心して運用できています。

バッテリーの減りが緩やかなため、あまり体感するシーンは少ないのですが、80Wの急速充電にも対応です。磁石の装着はできませんが、ワイヤレス充電もしっかりと利用できます。

生体認証は、画面内指紋認証と顔認証の両方に対応。指紋認証は超音波式になっており、安定感と速度がはっきりと感じられます。

そのほか、防塵防水はIP69と最高峰の耐久性を確保しており、おサイフケータイ機能も利用できるため、メイン端末としてしっかりと活躍できます。

15万円切りの価値は存分に感じられるハイエンドスマートフォン

執筆時点では、OPPO公式サイトでの販売価格が14万9800円のところ、10%割引が用意されており、13万4820円で購入できます。比較的扱いやすいサイズ、優秀なハッセルブラッド共同開発カメラ、高い処理能力、大容量バッテリー等、ハイエンドモデルらしい優秀なスペックが備えられており、コストパフォーマンスは十分だと感じるスマートフォンです。

6月中旬には最上位モデルが国内発表されるため、より強力なカメラ、パワフルな能力を追い求めるのであれば、そちらを待つのが得策ではありますが、こちらはおそらく20万円を下らない高価格端末になるはずなので、価格とのバランスを鑑みたとき、優秀な選択肢となるのがOPPO Find X9でしょう。

*記載内容は、公開日もしくは更新日時点のものです。最新情報については、必ず各公式ページをご確認ください。

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佐藤文彦

塾講師からの転職後、編集プロダクションを経てフリーライターに。ケータイ業界を中心に、ガジェット、通信技術に関する情報を幅広く取材中。三度の飯よりレビューが好き。スマートウォッチを付けていられる腕が足りないことが最近の悩み。(X:@fumihiko_sato_x

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