ドコモより、中容量プランであるahamoの料金改定、小容量の新料金プランであるドコモ mini2が発表されています。いずれも提供開始は2026年12月1日なので、少し猶予があります。
発表時点の反応をSNSで見ていると、「ドコモも値上げか」といった論調が強いように見受けられます。もちろん、基本料金が上がっているのは事実なので、値上げという受け止め方が間違っているわけではありませんが、そこまで値上げを強調するような内容ではないと、個人的には考えています。
では、ahamo、ドコモ mini2の料金について、詳細をチェックしていきましょう。
ahamoは料金改定で段階制プランに
まずは、注目度の高いahamoの料金改定について。これまで2970円/月で30GBまで(※キャンペーン期間中は40GB)と、シンプルな構成になっていましたが、新たに段階制プランへと生まれ変わります。

閾値は40GB、60GB、120GB。実は意外と珍しい、中から大容量での段階制プランになります。月額料金は、40GB/3135円、60GB/4125円、120GB/5115円です。段階制となり、これまでのシンプルさは失われてしまいましたが、他プランのように割引オプションはなく、まだ良心的なわかりやすさと言えそうです。
最低料金で見た場合、従来からは10GB/月増量し、165円の値上げです。他社動向を見ても、ahamoの料金値上げは急務だっただけに、思ったよりも上がらなかったなというのが正直な感想。165円で、10GB増えるのであれば、全然いいと感じる人もいるのではないでしょうか。
同じく段階制プランを採用していることで知られる、楽天モバイルのRakuten最強プランは、20GB以上だと3168円/月となります。無制限かつRakuten Link利用で国内通話無料となるのが強みですが、月に20GBから40GBを利用する場合は、改定後のahamoの方が割安になります。こう考えると、競争力はかなりのものです。

最大値は120GBで、こちらも従来のahamo大盛りから10GB増加し、165円上がっているだけです。これまで大盛りオプションに加入していた人は、そのまま使い続ければOKでしょう。
重要なのは、間に60GBの設定があるところです。従来のahamoは、30GB以上使用したい場合、110GBまで使える大盛りオプションに加入するしかなかったため、必要以上に月額料金が高くなってしまっていた人もいるでしょう。60GBに設定できることで、月額料金は旧ahamoの大盛りオプション比で825円安くなるため、ちょうどいいと感じる人も出てくるはずです。
また、最大値が120GBになったことで、複雑なオプションがあるドコモ MAXから、ahamoに切り替える人が出てくる可能性もあります。みんなドコモ割(家族割)などを利用していると、ドコモ MAXがお得になる可能性もありますが、単身者などはahamoに切り替えてもいいかもしれませんね。

もちろん、国内通話5分無料や、海外データローミングは、改定後も残っています。むしろ、データローミングも40GBに増えているので、出張や旅行が多い人にはありがたい限りです。
他社も見習って欲しい上限設定
改定版ahamoにて、個人的に「これは素晴らしい!」と思ったのが、上限設定をユーザー自身で行える点です。例えば、月に40GB使うか、使わないか微妙なところというユーザーであれば、事前に上限を40GBに設定しておけば、階段を登ることがなく、基本料金を3135円/月に固定できます。
Rakuten最強プランなど、他の段階制プランにおいては、データ通信を使っていくと、勝手に階段を登る仕組みになっているので、できるだけ安く収めようとすると、「今どれくらい使ったっけ?」と意識する必要が出てきます。
なお、既存のahamoユーザーで、大盛りオプション、ポイ活オプションを利用していないユーザーの場合は、料金改定後、自動的に上限が40GBに設定されている状態になるとのこと。これも、必要以上に支払う失敗が少なくなる、親切設計と言えます。
この辺りの設定は、ぜひ他社にも真似して欲しいと思うのと同時に、強制的に切り替わる価格改定であるだけに、必要最低限のケアにも思えてきます。業界最大手であるドコモが主導することで、多くの料金プランで真似をされるよう期待したいです。
爆上げセレクションの還元率も元どおりに
ahamoの改定に合わせ、以前引き下げられた爆上げセレクションのポイント還元率が、元々のものに戻ります。サービスによって還元率は異なりますが、多くのサービスを利用している場合は、ポイント還元によって値上げ分をある程度吸収できるでしょう。
爆上げセレクションは、Disney+やNetflixといった動画サービスから、Nintendo Switch Online、Google One、Apple Oneなど、様々なサービスで利用できます。ただサブスクの契約を行なっているだけであれば、ぜひ爆上げセレクションに登録して、お得にポイントを獲得してください。
実はお得な新料金プランのドコモ mini2
ahamoの料金改定とは異なり、新料金プランとして登場するのがドコモ mini2。名前の通り小容量プランで、既存のドコモ miniをアップデートした内容になります。

変更点は、まず閾値が6GB、12GBにアップしているところ。旧プランは4GB、10GBだったため、それぞれ2GB増えた格好です。年々増えているデータ通信量に合わせたアップデートと言えるでしょう。
これにより、基本料金は6GBまでで3278円/月、12GBまでで4598円/月となり、旧プランからは数百円の値上げとなっています。
ただし、新たにみんなドコモ割が適用できるようになっており、全ての割引オプションを適用すると、6GBで858円/月、12GBで2178円/月まで抑えることができます。割引前提価格なのは引っかかるところですが、ドコモ miniユーザーにおいて、みんなドコモ割を適用できるユーザーは8割にもなるとのこと。家族単位でシェアを持つドコモの強みをよく活かした設計になっていることがわかります。

また、こちらも改定版ahamoと同様に、6GBでの上限設定が可能となっています。割引オプション込みであれば、月々6GB/858円で電話番号が維持でき、家族間での通話が無料となるわけですから、小容量で済む親世代の契約プランを見直してもいいかもしれません。
忘れてはいけない既存プランの価格改定
契約プランを見直すタイミングと紹介したのは、ahamo、ドコモ mini2以外の既存料金プランにおいても、値上げが実施されるためです。

値上げ対象となる料金プランは、eximoやirumo、5Gギガホ プレミア、5Gギガライトなど、すでに新規受付を終了しているものも含め、多岐にわたります。最大で月額550円が上がりますが、ahamoやドコモ mini2のように、考え方によってはお得かも?みたいなことはなく、普通にただ値段が上がるだけです。
というわけなので、12月1日の改定、新プラン提供開始に向け、今のうちに現在の契約プランを見直しておくのがおすすめ。もちろん、自身の契約プランだけでなく、家族の契約プランも合わせてチェックしてみてください。
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