OPPOの最新フラッグシップモデル「OPPO Find X9 / X9 Pro」。ハッセルブラッド共同開発カメラやMediaTek製Dimdnsity 9500を搭載したハイエンドモデルです。筆者は、中国で行われたOPPOの深圳本社ツアーに参加した際に、グローバル版の実機に触れる機会がありました。
ハッセルブラッド共同開発カメラ搭載「OPPO Find X9 / X9 Pro」実機キタ!

ディスプレイは、「OPPO Find X9」が約6.59インチ(AMOLED / 最大120Hz)、上位モデル「Find X9 Pro」が約6.78インチ(LTPO AMOLED / 1-120Hz)です。ベゼルは、共通して4辺全て1.15mmと非常に狭く、フルスクリーンディスプレイを思う存分楽しめます。
実際に手にとってみて、動画やゲームをするなら画面表示に余裕のある「Find X9 Pro」。ちょうど良いサイズ感で、日常的な使いやすさを優先するなら「Find X9」の方が良いと感じました。
「OPPO Find X9」の本体サイズは約156.98×73.93×7.99mm、重さは203gです。「Find X9 Pro」は、約161.26×76.46×8.25mm、重さは224g。バッテリー容量は、それぞれ7,025mAhと7,500mAhを搭載しています。上位モデルはより大容量バッテリーを備えていますが、若干ズッシリ感がある印象。本体サイズも大きく、人によって好みが分かれそうです。筆者は、「Find X9」のサイズ感の方が好みでした。

背面デザインは、刷新。先代モデル「Find X8」シリーズは、中央上部に大きなカメラを搭載していましたが、今年の「Find X9」シリーズは左上にカメラを備えており、以前よりもカメラの主張は控えめです。筆者は、先代モデルのデザインも好きでしたが、今年の「Find X9」シリーズはより高級感が増しており、かなり気に入りました。ちなみに、「Find X9」と「Find X9 Pro」はフラッシュの位置が違うので、一発で見分けることが可能です。

左側面には、サイレントモードやカメラ起動などのショートカットを割り当てられる「スナップキー」を搭載。

右側面には、電源ボタンと音量ボタンがあります。

上位モデル「Find X9 Pro」のみ、撮影などができるシャッターボタンを備えています。

下部側面には、SIMスロット、マイク、Type-Cコネクタ、スピーカーを搭載。上部側面には、赤外線センサーを備えています。
「OPPO Find X9 / X9 Pro」は、SoCにMediaTek製の高性能ハイエンドチップ「Dimdnsity 9500」を採用しています。OSは、最新のColorOS 16を搭載。ツアー内では、UIの最適化により長時間使ったわけではありませんが、アプリの開閉やカメラ動作など非常にスムーズで快適です。

カメラについては、ハッセルブラッド共同開発。「OPPO Find X9」のアウトカメラは、5,000万画素 広角(1/1.4インチセンサー)+5,000万画素 超広角+5,000万画素 望遠(1/1.95インチセンサー)+200万画素 モノクロとなっています。インカメラは、約3,200万画素のシングルカメラです。

次に「Find X9 Pro」のアウトカメラは、5,000万画素 広角(1/1.28)+5,000万画素 超広角+2億画素 望遠(1/1.56インチ / F2.1 / テレマクロ対応) +200万画素 モノクロを採用。インカメラは、約5,000万画素のシングルカメラです。

Proモデルは、専用のハッセルブラッドコラボ外付け望遠カメラキット(別売)も用意されています。
残念ながら撮影する時間はあまりありませんでしたが、どちらも綺麗に撮れている印象でした。特に、「Find X9 Pro」の2億画素ペリスコープ望遠は非常に綺麗。しかも、グッと寄って撮影できるテレマクロにも対応しているのが素晴らしい…。正直、カメラをじっくり検証できたわけではないので、このあたりはまた機会があれば体験してみたいです。
この他に、共通でステレオスピーカー、最大80W急速充電、最大50Wワイヤレス充電、IP66+IP68+IP69防水防塵、顔認証/指紋認証(超音波式)にも対応しています。
今回、OPPOの深圳本社ツアー内で実機を触れた時間は少なく、ゲームやバッテリー性能などの検証はできなかったです。ただ、「OPPO Find X9」シリーズを少し触っただけでも、もっと長く使ってみたいと強く感じさせられました。国内で発売するなら、ぜひとも手にとってじっくり使ってみたい機種だと感じました。

なお、残念ながらツアー内で日本向けに公開された情報はなかったです。また、グローバル版の実機にて技適マークを確認したところ2機種ともありませんでした。しかし、先日OPPO Japan公式アカウントにて、「皆さん、お待たせしました! 今年もついにこの季節がやってきました。12月16日、新フラッグシップスマホと進化したAI機能を発表します!」と新製品発表会の予告をしています。「新フラッグシップスマホ」と伝えているので、「OPPO Find X9」シリーズに関するものだと見て間違いないでしょう。(2機種とも出るのかどうかは現時点で不明)どちらにせよ、非常に楽しみです。
「OPPO Find X9」シリーズの主なスペック・仕様

| スペック・仕様 | OPPO Find X9 | OPPO Find X9 Pro |
| CPU(SoC) | Dimdnsity 9500 | Dimdnsity 9500 |
|---|---|---|
| メモリ(RAM) | 12GB | 16GB |
| ストレージ容量(ROM) | 512GB | 512GB |
| 外部ストレージ | microSDカード非対応 | microSDカード非対応 |
| 本体サイズ | 約156.98×73.93×7.99mm | 約161.26×76.46×8.25mm |
| 重量 | 約203g | 約224g |
| 画面サイズ | 6.59インチ(有機EL) | 6.78インチ(有機EL) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
| バッテリー容量 | 7,025mAh | 7,500mAh |
| メインカメラ | 5,000万画素(広角) 5,000万画素(超広角) 5,000万画素(望遠) 200万画素(モノクロ) | 5,000万画素(広角) 5,000万画素(超広角) 2億画素(望遠) 200万画素(モノクロ) |
| サブカメラ | 3,200万画素(標準) | 5,000万画素(標準) |
| 防水防塵 | IP66・IP68・IP69 | IP66・IP68・IP69 |
| スピーカー | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
| 充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
参照・引用:https://www.oppo.com/my/smartphones/series-find-x/find-x9-pro/specs/ / https://www.oppo.com/my/smartphones/series-find-x/find-x9/specs/