シャープは、2025年10月31日に新しいミドルレンジスマートフォン「AQUOS sense10」を発表しました。先代モデルのデザインを引き継ぎ、軽量コンパクトボディも継続。より高性能なSoCや新しいAI機能などが搭載されており、日常使いしやすい魅力的な一台に仕上がっています。
一方で、新型スマートフォンについては、「AQUOS sense10」以外の発表はありませんでした。シャープが2024年秋に開催した新製品発表会では、「AQUOS sense9」とともに、最上位モデルである「AQUOS R9 pro」が登場。そのため、今回は後継機モデル「AQUOS R10 pro(仮)」が登場するのかどうかにも注目が集まっていました。
シャープ、2025年度向けスマホラインナップは「AQUOS sense10」で完結。「pro」モデルはなし

結論としては、2025年に「pro」モデルは出ません。事前に発表予告が出た際には、「pro」モデルへの期待の声も多く寄せられていましたが、残念ながら今年はなしです。新製品発表会の質疑応答では、AQUOSシリーズの最上位「pro」モデルについて、いくつかの質問と回答が行われました。
「今年はpro的なものはないという理解でよろしいでしょうか?」という質問に対し、シャープの回答は「2025年度向けモデルのスマートフォンラインナップはAQUOS sense 10で完結する」とのこと。また、2025年度にAQUOSシリーズの「pro」モデルを発売する予定はないことも明らかにしました。
さらに、「proモデルは非常に特別なモデルであり、スマートフォンで驚きを与える、革新を与えるものをコンセプトに開発していく必要があると考えている」とも説明しています。
AQUOS、次期「pro」モデルは目下検討中

シャープは、スマートフォン市場が大きな変革期を迎えているという認識のもと、その変革にふさわしい「pro」モデルとはどうあるべきかを「目下検討中」、現在「プランニング中」であると伝えています。
直接、発表会でシャープの回答を聞いた感想としては、「pro」モデルも前向きに検討をしているような印象を受けました。今回、最上位ハイエンド「AQUOS R9 pro」の後継機モデルを楽しみにしていたユーザーにとっては少し残念に感じるかもしれませんが、今後「pro」モデルが出ない可能性もあった中で検討を進めてくれているというのは正直ホッとしました。
もちろん、現時点で来年以降に必ず「pro」モデルが出るという保証は一切ありませんが、投入される可能性も十分にあるでしょう。今後の動向に注目していきたいです。