Nothingは、今年発売された「Nothing Phone (3a)」の限定モデル「Phone (3a) Community Edition」を発売しました。コミュニティーメンバーと一緒に製品を作り上げていく「Community Edition」プロジェクトから誕生したモデルで、9ヶ月に渡ってハードウェアカラー、アクセサリー、壁紙、パッケージ、マーケティングキャンペーンをデザイン。世界で1000台の数量限定販売となる、貴重なモデルです。
流行りの「平成レトロ」を取り入れた可愛いカラーが特徴


Nothing PhoneのCommunity Editionが発売されるのは、昨年に続き2回目となります。今回は700件以上の応募から、共創に9ヶ月という時間をかけ、カラーやアクセサリー、壁紙などを作り上げて行きました。ロック画面に表示される時計のフォントも、「Phone (3a) Community Edition」向けに新たに作成されたとのことです。

「Phone (3a) Community Edition」のハードウェアデザインは、1990年代後半に流行したスケルトンデザインをモチーフとしています。もともとシースルーデザインを採用し続けてきたNothingに、スケルトンが代表的な平成レトロのデザインが追いつき、融合しているのが面白いところ。Nothingの製品としては初めて、シースルーながら、艶消し仕上げが採用されているのも見所です。

Nothing JapanのManaging Directorを務める黒住吉郎氏によると、「私の世代でいうと90年代後半ってかなり楽しい世代で、iMacのボンダイブルーが出てきたり、ゲームボーイがカラーになった。そういった製品が登場してきたことで、90年代後半は、ちょっとなんか楽しいなみたいな。バブルが弾けてちょっと暗かった時代が、軽くなるような、そういうような時代だった」とのこと。
続けて、「Nothingでは、そういうポジティブな意味での日本のガジェット文化を取り込んでいる」と話しています。「Phone (3a) Community Edition」を見て、平成初期のゲーム機やPCを想起した方は、大正解というわけです。



「Phone (3a) Community Edition」の色味としては、某ボーカロイドを彷彿とさせる、エメラルドグリーンっぽい雰囲気で、まさに平成初期を彷彿とさせるカラーリングになっています。側面はホワイトで、Essential Keyのみが赤いワンポイントになっているのが目を惹きます。
本体スペックとしては、基本的にNohting Phone (3a)と同等。Snapdragon 7s Gen 3 5G、12GBメモリを搭載して5万9800円ですから、デザイン性をさっ引いて考えても高コスパと言えるスマートフォンです。

また、購入時には新たにデザインされたアクセサリーとして、Nothingの特徴でもあるドット風のフォントをあしらったサイコロもついてきます。
「Phone (3a) Community Edition」発売を記念するイベントも開催

「Phone (3a) Community Edition」の発売に合わせ、12月12日にはPBOX渋谷にて発売イベントも開催されています。Nothingのイベントではお馴染みとなりつつある、やや遅い時間からの開催でしたが、これもコミュニティの方々に足を運んでもらうためのことです。
黒住氏は、「Community Editionプロジェクトは、Nothingが存在していること、コミュニティと一緒にやっていることをそのまま体現したもので、プロダクトが世の中に出るのが嬉しいだけでなく、ぜひコミュニティ、ファンの方に喜んでもらえればと思い、この場を設けた。」と話しています。

発売イベントでは、「Phone (3a) Community Edition」が数量限定で先行販売されたほか、「Phone (3)」や「Headphone (1)」、「Ear (3)」、アパレルグッズも販売されています。PBOX渋谷に長蛇の列を作る盛況ぶりで、Nothingとファンの距離感の近さが強く感じられました。
ちなみに、これまでCommunity Editionとして発売されたのは、Nothing Phone (2a)、Nothing Phone (3a)のそれぞれをベースとしたモデルになりますが、現時点で、ミッドクラスのaシリーズにこだわっているわけではないとのことです。Nothing Phone (3)や、イヤホン、ヘッドホンのCommunity Editionが登場するのも、個人的には期待しています。